ライフストレス研究所だより

長年の経験を活かしてライフストレスケアという次世代の人間学を紹介しています。

2018-09-26から1日間の記事一覧

個と市場経済(お金)

ミヒャエル・エンデの児童文学「モモ」は、モモという少女が、時間泥棒から盗まれた、たくさんの人の時間を取り戻す物語だが、この背後には「お金によって人生を灰色にしている人間」という寓意が込められているという。 個ではなく集団で生きていたときには…

行き過ぎた個の自覚

個とはこれ以上分けられない「自分」という存在であるが、この観念が行き過ぎたのが現代だと考えている。 自分はどうしてこのようなものなのか、という問いに不当に苦しめられている。 かつて、天動説で天体の運行を説明していたのは、そう見えたという日常…