ライフストレス研究所だより

長年の経験を活かしてライフストレスケアという次世代の人間学を紹介しています。

2020-01-01から1ヶ月間の記事一覧

概念の塊としてのストレス

概念の塊としてのストレスが「原因」である。 たとえば、それによって精神的主体性が奪われて、身体的主体性も低下して、 過緊張、自律神経のアンバランス等々、そして脳幹の疲労とストレス被害が起きたときに、 たしかに、直近の問題としては、脳幹の疲労が…

苦からの創造

かつて、人間の根源に、生存、親和、探求という三原色があって、それらは矛盾を含んでいて、そこから苦がうまれ、それゆえに、泥中から蓮が咲くように、創造、愛、自己統合という価値創造が起きると理解していた。 それをライフ創造という3つの世界の関わり…

やはり前に

挫折を乗り越えるためには希望が必要である。 これまでのやり方や考え方が足りないのであれば何かを見つけるしかない。 私はそうやって進んできた。 そして、カウンセリングの限界を超えるために、主体性訓練という考え方に至った。 私自身もその考え方によ…

客観的世界の侵食

私たちは、自分から発した視線が、今度は他者からの視線として戻ってくる。 個人レベルでは、共感性、表情筋による感情の伝播、あるいは、ミラーニューロンシステム、つまり、他者からの思いという概念を実感として受け取る機能がある。 それがモデリング、…

正しさについて

自分を設定すると、他者が出現する。 そして、自分が正しいか、相手が間違っているか、闘争がはじまる。 それは、自分と相手を設定したからだ。 すべてが主体性の発揮と自分なりのLIFEの創造であれば、正しさのぶつかり合いにはならない。 しかし、自分なり…

他者について

ここまでの考察では、主体性という視点でこの世界をみてきた。 他者が出現するのは、自分を設定したからだ。 ライフということでは、自分にとってのもの、他者にとってのものが異なるということであって、それを統一する絶対的な世界は存在しない。 もちろん…

閉塞感の正体

ここ数年考察してきたのは、自分の中に巣くっている「閉塞感」の正体だ。 感覚として分かってきたことは、様々な意見や知識を詰め込んでいっても、その飽和は、むしろ息苦しさを生み出すだけで、閉塞感の開放にはならないということ。 とりわけ、SNSなど…

日本なりのコンサルタント

欧米で盛んな経営コンサルタントの在り方が日本では通用しない。 日本の文化的な側面、とくに企業が共同体であるという点が経済合理性一辺倒の介入ではうまくいかない。 この問題は、カウンセリングでも同様であって、個人が独立していればこそ、カウンセリ…

仕事の始動

もう、内面の整理はよろしいだろう。 ここからは、実践の中で積み上げていくしかない。 4月からの再起業の本質とは、クライアントさんに選ばれる「仕事人」としてどうあるか。 何ができるか、どこまでできるか、それはチャンスをいただけないと、試すことも…

知りえないことのある幸せ

人間は経験を積み重ね、知識を増やすことで生存圏を広げ、豊かな生活を手にしてきたがゆえに、「知ること」の価値を熟知している。 そして、情報社会にあっては、誰もが手軽に知識を得られるようになり、子どもから大人まで誰もが「知っている」という自覚を…

自分らしくとは

どうしても、LIFEを構築・創造していくときに、自分とは何者かと問うてしまうのが、現代社会の傾向である。 それを無視して人生を創造すれば、自分を裏切り、葛藤がうまれ、幸福になれないというのだろうか。 それほど、個性の重視を旗印にしているのはなぜ…