ライフストレス研究所だより

長年の経験を活かしてライフストレスケアという次世代の人間学を紹介しています。

2020-01-01から1年間の記事一覧

私が求めているもの

私的な願望 ワクワクする出会いがほしい 共感と相互的な成長のある仲間、コミュニティがほしい クリエイティブな活動をしたい 素直に生きていきたい それが社会的な役割を定めていくと、ゆがんでいく。 義務や自己犠牲になる。 そして、何かを達成したのに、…

ライフストーリー

私はよく講演でも、出来事の積み重ねをどのようなストーリーで解釈しているか、つまりライフストーリーが重要だと話している。 不思議なもので、その筋書次第で、失敗だと思っていたことが妥当な意味あることに変化したりする。 渋柿のしぶのように、ちゃん…

(無題)

人間の変容をもたらすのは、環境とのやりとり、関わりですが、動物と異なるのはこの環境が物質的・社会的・精神的な合成物であるということです。 神経質な人が見ている世界は、繊細で危険に満ちた世界であり、外向的な人が見ている世界は、チャンスに富んだ…

不可知の世界へ

この世界に何もないときづいて はじめて不可知の世界が見えてくるのではないか。 この世界で生きていないときづいて はじめて不可知の世界で生きていけるのではないか。

声が聞こえなくなる

私の胸のうちに響いていた声が聞こえなくなってきている。 ずっとずっと前から導いてくれたいた声。 しかし、それが聞こえなくなってから私は十分空虚になったり、十分何も動けなくなった。 これが答えだろう。 なくして分かることがある。 だから、もういち…

繭の中 その2

繭の中というたとえが面白いのは、そのなかで、蚕が変態していくことだ。 たしかに、私たちもライフという三層構造の繭のなかで、一生をかけて、変容していく。 それは繭のそとが、変化を常態としており、それを固定しようとするいかなる営みも裏切られ、結…

蚕と繭

桑の葉という「真実」を食みながら、蚕はそれをつくり替えて糸にして掃き出し、自らを繭の中に閉じ込める。 この繭は「不可知の真実」を素材としているものの、もはや蚕の生み出した、蚕にとっての「現実」であり、真実ではない。 この繭に映し出され響いて…

入れ子構造

生態系をふくむ地球環境 身体をふくむ生態系 脳を含む身体 このように人間には認識できるが 実際には、不可知の世界にあって、すべては統一的に連続している。

杖で探るように。

目が不自由な方が、杖で歩く先に障害物がないのか、安全なのか、道があるのか、他者がいないのか、探っている姿がある。 私たちは、食事をするときに、それを食べて大丈夫なのか、耳をすますときに、不穏なものがないのか、大切な人がいるのか、あるいは見る…

知ったうえで使い分ける。

不可知の世界の関係性のゆえに、何かが変われば何かが変わる、その統一的な連続性こそ、変化こそが真理であって、そのなかで安定や調和、秩序を生み出そうとする営みが生命であるといってもよいだろう。 だから、生命のありよう、生き物はそれぞれ、自分なり…

統合と活用展開 新しい人間学

かつて、唯物論、唯脳論、唯心論などの枠組みに悩んだことがあった。ホームページの人間学コーナーにも詳しいところだ。 このところの学びによって、整理できて来たのは、「説明方法」の限界による「疑似問題」であったということだ。 心とはなにか、心身相…

日々を新しくする

また、同じような記事を書いている。 つまり、ぐるぐると回っている。 印象としては、「すべてなくなってしまった。」「自分には何もない」「まっしろ」 それゆえの不安と、力を持っている人へのやっかみが湧いてくる。 しかし、思い出してみれば、ここ数年…

自然は私たちを試してくる

最近、SNSの記事を読んできて、気がめいることが多い。 読まなければいいのだろうが、皆がどう思っているのか、世相を知りたいので見てしまう。 不快になるのは、自分の中にも同じ気持ちがあり、それを訓練で変えてきたからだろう。 訓練したものが崩されて…

勉強・作業

『成果を生み出す人材とは?』 定義、尺度化。 能力 ⇒ 行動 ⇒ 成果 『成果の再現性』 可能性・・ 成果主義とは違う。 成果を生み出す力 『場面特異性』・・・面接のときと・・新人が・・ 『過去の事実⇒ 成果の再現性 ※やればできる、に要注意!」 場面と場面…

勉強・作業

PDCAに関わる二つの誤解 成果を生み出す行動原理 ・・・PDCA そんなこと? 実際にはほとんどの人が回していない × 思い付きではじめ ×方針が変わる ×反省がない ×失敗を繰り返す 常識だから、回しているはず、回していなければ問題が起きるはず・・ しかし、…

勉強作業4

成果を生み出す組織 口数が多い コミュニケーションが活発に行われていれば成果が上がる あたり前ではあるが・・ 何でですか? メカニズムが分からないと形骸化、長続きしない。 �@「コミュニケーションロス」 コミュニケーション不足で起きる やり直し、ミ…

勉強作業3

抽象的な会社の方針 自組織の職種や事業に合わせて具体化し、行動化できる内容に変換するのが管理職の役割だと 必要とは何か 職場で必要なもの 私生活で必要なもの 「必要とは」 強度が強まると「重要」 重要性とは・・ 「不可欠」かくべからず ビジネス 優…

学習メモ 2

Q1 興味ある? Q2 買う? アウトプットの多様性 部下の仕事 上司の指示 やりすぎ 思い込み 確認不足 あいまいな指示 品質過剰 過剰品質を適正品質に戻す なぜ・・与えられた環境、資源から できるかぎりのことをやろうとする やるべきことをやる 足し算が得…

学習メモ

間違って身につけた思い込みを正していく。 「言語化」→思考 言葉で考えるのだから本当にわかっていれば言葉にできる。 話したり文章にすることで、自分がちゃんと考えているかチェックする習慣。 無意識(習慣・くせ・思い込み)「そういうものだから」「常…

概念の塊としてのストレス

概念の塊としてのストレスが「原因」である。 たとえば、それによって精神的主体性が奪われて、身体的主体性も低下して、 過緊張、自律神経のアンバランス等々、そして脳幹の疲労とストレス被害が起きたときに、 たしかに、直近の問題としては、脳幹の疲労が…

苦からの創造

かつて、人間の根源に、生存、親和、探求という三原色があって、それらは矛盾を含んでいて、そこから苦がうまれ、それゆえに、泥中から蓮が咲くように、創造、愛、自己統合という価値創造が起きると理解していた。 それをライフ創造という3つの世界の関わり…

やはり前に

挫折を乗り越えるためには希望が必要である。 これまでのやり方や考え方が足りないのであれば何かを見つけるしかない。 私はそうやって進んできた。 そして、カウンセリングの限界を超えるために、主体性訓練という考え方に至った。 私自身もその考え方によ…

客観的世界の侵食

私たちは、自分から発した視線が、今度は他者からの視線として戻ってくる。 個人レベルでは、共感性、表情筋による感情の伝播、あるいは、ミラーニューロンシステム、つまり、他者からの思いという概念を実感として受け取る機能がある。 それがモデリング、…

正しさについて

自分を設定すると、他者が出現する。 そして、自分が正しいか、相手が間違っているか、闘争がはじまる。 それは、自分と相手を設定したからだ。 すべてが主体性の発揮と自分なりのLIFEの創造であれば、正しさのぶつかり合いにはならない。 しかし、自分なり…

他者について

ここまでの考察では、主体性という視点でこの世界をみてきた。 他者が出現するのは、自分を設定したからだ。 ライフということでは、自分にとってのもの、他者にとってのものが異なるということであって、それを統一する絶対的な世界は存在しない。 もちろん…

閉塞感の正体

ここ数年考察してきたのは、自分の中に巣くっている「閉塞感」の正体だ。 感覚として分かってきたことは、様々な意見や知識を詰め込んでいっても、その飽和は、むしろ息苦しさを生み出すだけで、閉塞感の開放にはならないということ。 とりわけ、SNSなど…

日本なりのコンサルタント

欧米で盛んな経営コンサルタントの在り方が日本では通用しない。 日本の文化的な側面、とくに企業が共同体であるという点が経済合理性一辺倒の介入ではうまくいかない。 この問題は、カウンセリングでも同様であって、個人が独立していればこそ、カウンセリ…

仕事の始動

もう、内面の整理はよろしいだろう。 ここからは、実践の中で積み上げていくしかない。 4月からの再起業の本質とは、クライアントさんに選ばれる「仕事人」としてどうあるか。 何ができるか、どこまでできるか、それはチャンスをいただけないと、試すことも…

知りえないことのある幸せ

人間は経験を積み重ね、知識を増やすことで生存圏を広げ、豊かな生活を手にしてきたがゆえに、「知ること」の価値を熟知している。 そして、情報社会にあっては、誰もが手軽に知識を得られるようになり、子どもから大人まで誰もが「知っている」という自覚を…

自分らしくとは

どうしても、LIFEを構築・創造していくときに、自分とは何者かと問うてしまうのが、現代社会の傾向である。 それを無視して人生を創造すれば、自分を裏切り、葛藤がうまれ、幸福になれないというのだろうか。 それほど、個性の重視を旗印にしているのはなぜ…