ライフストレス研究所だより

長年の経験を活かしてライフストレスケアという次世代の人間学を紹介しています。

勉強・作業

PDCAに関わる二つの誤解

成果を生み出す行動原理 ・・・PDCA

そんなこと? 実際にはほとんどの人が回していない

× 思い付きではじめ ×方針が変わる ×反省がない ×失敗を繰り返す

常識だから、回しているはず、回していなければ問題が起きるはず・・

しかし、回せているわけではない。

もし、回すと、他者と明確に差別化されるくらい高い成果につながる・・

「組織としては条件を満たしていても、仕事の進め方、仕事のしかたが成果を生み出せるようになっていなかった。PDCAを回していない。

回っていないのは、正しくPDCAを理解していないから。

計画 ⇒ 実行 ⇒ 検証 (確認は?) ⇒ 修正 (改善は?)

計画 実行 検証 修正

Plan 自動詞 Do、Check、Actionは他動詞

何を実行する・・「計画」

何を検証して修正する・・「

現状とあるべき姿のギャップを埋めるために、PDCAがはじまる

�@Gap(成果)を 検証する ⇒ 目標管理 (PDCAの原動力)

これをPDCAと取り違えていると、気合と根性に依存したマネジメントになる

「成果が出ていないぞ!」PDCAは回さない。

�APlan(計画)を 検証する ★正解 PDCA

�BDo(実行)・・実行状況を検証する ⇒ 進捗管理

計画どおりにやってみること。

PDCAは、目標管理と進捗管理とセットで成立。v

「妥当性」「有効性」

計画の修正・追加により、目標達成の確立を高めているか。

何回計画が修正されたかを確認すれば、PDCAを回しているか、確認できる。

計画にこだわりすぎるとPDCAが回らない。計画は仮説にすぎない。

もともとのPDCAは生産工程。生産計画を回す。

「やってみないと分からないことがある」

全部わかっているときには、PDCAを回す意味がない。

PDCAの前提条件。実行、やってみることで、情報が集まり、根拠ができて、妥当性が高まる。

Do 「情報収集」裏和訳   主役

�@何かをやってみたら、情報を文章化して蓄積していくこと。

データ化する。

他のメンバーと共有。

「やってみてわかったことをデータとして収集・蓄積する」

口数も増えるはず。

�A 失敗することにも意味がある。

失敗をきちんと活かすこと。

「失敗やうまくいかなかったという情報をおろそかにしない」

�Bあえてやり方を統一しない。

『原因分析』Check 検証⇒ Study

『成功の原因に注目する』失敗では原因分析をして次につなげるのに、成功したときには、原因分析や振り返りがおろそかになる。

『失敗の原因分析 ⇒ マイナスをゼロにする』

『成功の原因分析 ⇒ 次のプラスを生み出す』 第2世代のPDCA

失敗ときも、細かくとらえなおして、成功したところを抽出する。

要素分解して、要素ごとに、否定すべきところ△、否定されないところ〇

Action 裏和訳 『対策立案』

『否定すべきところについて、対策を加える』

『否定されるべきでないところについて、プラスを加える』

・・・

「計画」の裏和訳は、「資源配分」

方法を考えるのではなくて、時間やお金の使い方、役割分担という人の使い方。人、金、時間という経営資源をどう使うかを決めるのが計画。

『資源配分』

改善だと方法論がプランに入るように誤解されるので、「修正」とした。

PDCAは、」プランから始めるものではない。

現状分析からはいるはず。 これはCheck 検証 

そして、Actionを改善策を策定する。ここで方法論が決まる。

その方法論を実行するための、計画、スケジュールや役割分担、予算などを決定して、実行にむかう。

前例がない場合、・・Do 情報収集から。 方法論がない・・どうする?

『千里の道も一歩から』 スモールスケールから。

ビルドアップアプローチ、積み上げ型のアプローチ

『1.計画から始めるのではなく、DoやCheckから始めて、必要な情報を入手する。』

『2.方法論は、小さなスケールから考え、ビルドアップしていく』

試すことが許されない職場・・・

『試行環境の構築』 テスト環境、トライアル環境。

PDCA 不具合解消型 成果向上型