ライフストレス研究所だより

長年の経験を活かしてライフストレスケアという次世代の人間学を紹介しています。

現実からのスタート

このところ、不可知の世界、スピリチャルの視点からライフストレスについて考察してきましたが、そこには一定の視点の広がりがあることがわかりました。

そのうえで、暮らしに活かす人間学としては、まずは現実からスタートする必要があると感じてきました。

この現実の暮らしを前提として、そこに「生命」「人生」が裏打ちしているという立ち位置です。

不可知の世界からみると、私たちが見ている現実はシュミレーションであり、仮想であるということは分かりつつも、そこからもう一度、逆転をへて、もう一度、この暮らしのなかに立ちいちを見出す必要があるのだと考えます。

実際のところ、この暮らしのなかに、そのまま、生命や人生が見えるわけではありません。ありふれた日常、四苦八苦といわれる不条理、苦しみ、そのなかで、どうにか生きていこうとするときに、背中を押してくれたり、知恵を与えてくれるのが、生命や人生という見方だと思います。

まずは、この人間としての暮らしを普通にありのままに送っていくこと。

それを支えてくれるものとして、人生や生命を考えたいのです。

この「暮らし」には、様々なものが流れ込んでいる、映り込んでいる、導きがあり、エネルギーがあります。

それを自由自在に使いこなすことが肝要だと思います。

主体性と、その背景の力。

万華鏡のようなきらめきがそこにはありそうです。

不可知の世界は、この「世界」があってはじめて意味をなします。

この世界は、不可知の世界からの映り込みでできたものです。

そこで主体性を働かせているのが人間です。

心と体、精神と物質にわける前の出来事、事実そのもののなかに、すべてが込められている。

それを人によって、どのように取り出すのか、それがライフの相違になっているのでしょう。

もういちど、考え直してみます。