ライフストレス研究所だより

長年の経験を活かしてライフストレスケアという次世代の人間学を紹介しています。

主体性とライフスキル

WHO、世界保健機関が提唱している「ライフスキル」は10の項目がある。

問題解決、手段選択、創造的思考、批判的思考、人間関係

コミュニケーション、自己理解、他者共感、感情の安定、ストレスコントロール

である。

私は、これらのスキル向上がライフの創造、生命、生活、人生の創造に不可欠だと考えるし、これらのスキルは全部で一つであり、たとえ、それぞれが強靭であっても、一部が脆弱であれが、そこが切れて破綻が起きるのだと。

しかし、これらスキルはあくまで使いこなす主体あってのものだと考える。

前に、記事にした予測、シュミレーションに先立って、自己効力感が必要であったし、さらには、ライフの全体と個としての点のバランスとしての主体性の力。関心、観察、理解、自信、自主、意味、信頼、貢献、希望、さらには、呼吸、筋肉、感覚、行動、言葉、食事、睡眠、運動、資源など。

それらの前提があって、信じる力、勇気、賭けの力があってはじめて、スキルの向上が期待できると考える。

その意味では、シュミレーションについての記事は、そのまま、ライフスキルについての記事について同様のことを教えてくれている。

あるいは、ライフスキルとは、シュミレーションの中身であるといってもよい。

行為は、自己存在の在り方(全体と点のバランスを含む、主体性)と、予測によって、生まれる。

スキルとは、予測の方向性と行為の関係性の分類である。