ライフストレス研究所だより

長年の経験を活かしてライフストレスケアという次世代の人間学を紹介しています。

2019-02-02から1日間の記事一覧

人間観察の前提問題

人を信じること、人を疑うこと。 その両方が必要だし、それぞれに適用を誤ると問題が出る。 この両者は、相手の心をよむ、相手が自分の心をどう読んでいるか考える、という際に、前提として働いているものだと思う。 同じ言動でも、前提として、信じているの…

ストレスと人間関係の根本

このところの考察で、「シュミレーションの力」は不完全なもので、活用にも限界がある。 それをつかって、相手への信頼、貢献、希望、つまり愛を見出そうとしても、失敗してしまう。 シュミレーションの力は、様々な前提のもとで、成立しているのに、前提を…

シュミレーション失敗の原因

現代社会の人間関係のストレスが、お互いの相手に対する予測、シュミレーション、「心」のとらえ方がゆがんでいることが原因だと書いた。 しかし、私たちが相手のことを予想できるというが、それには限界があるだろう。 �@生まれ育った集団の価値観、文化、…

人間関係の考察法

社会的行為という考え方がある。 個人の行動は単純化すると、「動機」があって、「目標」があると、その間をつなぐように「行動」が出現する。 空腹であり食べ物が欲しいという動機。 目標物は「食べ物」 それによって、「食べ物を探して見つける」という行…

人間関係とストレス

ストレス学説では、外界の刺激、ストレッサーにより、身体内部に歪み、負荷、つまりストレスを生み出すというモデルをとっている。 また、そのストレスに基づく、反応は「非特異的」であり、刺激の種類にかかわらず、同様の反応を示すとされている。 その刺…