ライフストレス研究所だより

長年の経験を活かしてライフストレスケアという次世代の人間学を紹介しています。

2019-03-01から1ヶ月間の記事一覧

企業から家庭問題へ

人間の「利他性」「共感性」「集団的同調」「集団での自己抑制」などが悪用されて、パワ−ハラスメント、モラルハラスメント、セクシャルハラスメント、ブラック企業の問題などを生み出していると書いた。 そのような認識に立つと、現在、集団のなかで帰属意…

自立と共感を掘り下げて

自立とか共感という言葉を使うと問題が見えなくなるが、もう少し掘り下げて考えてみたい。 人間の心を個人の身体・行動に並行して働くものだと考えるのか、人間が集団を形成するために都合がよいように働くと考えるのか。 人間が進化の過程で、集団間競争で…

同調圧力の弱点

同調圧力の弱点 集団では自分たちは同じだが、集団外は自分たちとは違うという心理的な歪みが出てくる。 つまり、同じ感じ方をするような圧力がある。 それは主体性や自立とは反対方向の力であるが、一方で集団の凝集力やお互いの安心感も生み出している。 …

自立と共感のバランス

「自立」と「共感」のバランス 心優しい人が幸せになれていない実態がある。 家族や友人が苦しんでいて自分には助けてあげられないときに、自分が喜びを感じること、幸せになることに罪悪感をもってしまう。 自立心の強い人は、このような方に対して、「自分…

8つの人間観の問題点

悩みも救いも、思い込みも気づきも「人間観(世界観)」の切り替えの中で起きている。 いまだ、試作的なものだが訂正を重ねている。 �@情報処理的人間観 �A生理的人間観 �B脳科学的人間観 �C心理分析的人間観 �D個人心理的人間観 �E集団システム的人間観 �F…