ライフストレス研究所だより

長年の経験を活かしてライフストレスケアという次世代の人間学を紹介しています。

心理モデルと個別世界的視点

心理学とは「行動」の背後に「心」があると想定して説明したもの。

その「心」を実体化してモデルにして説明しているのが様々な心理学の理論。

それは個人心理的人間観によるものであって、個別世界的人間観では、それぞれの人が見て、体験している世界そのものが自分だと考えてよい。

相手の行動が不都合にみえるのは、ひとつには私の世界の登場人物として見えているから。もう一つは、相手は相手の世界のなかで主人公としてふるまい、そこでは私が登場人物の一人だから。

お互いの信念世界のすれ違いとして人間関係の問題は説明される。

同様に、グループや特定の人間関係に脚本があるかに見えるのは、それぞれの世界での自分と相手の関係性がかみ合った結果である。