ライフストレス研究所だより

長年の経験を活かしてライフストレスケアという次世代の人間学を紹介しています。

2019-04-01から1日間の記事一覧

子育てと社員教育の偏り

現代人の問題意識は「個人が集団から圧迫されている」ということだが、だとすると「圧迫に負けない自分」をつくることが対策になる。 しかし実は「個人が調和的な集団を形成する力を失っている」のが問題だとすると、「集団を形成する力、他者と調和する力」…

自分と相手を分けない

出来事を前にして、それを受け止めて、次の行動を選択していく場合に、それが自分から出たものか、対象から誘われたものかを気にする人もいる。 それは「自分」と「対象」を分けて考えたので、そのような問いが生まれてしまう。 本当に自分で考えて自分で決…

家族内の人間関係の苦悩

認知症の親とかかわっていくご苦労や、聞き分けのない乳幼児を育てていく親の苦労などご本人でないと分からないところがあるだろう。 いくら言っても一緒だからとか、受けとめていくしかないとか、相手に合わせるしかないとかアドバイスを受けても、どうして…

メンタルヘルスコンサルティングのツール

メンタルヘルスコンサルティングを進めていくための「道具立て」がそろってきました。 �@人間観・世界観の整理 �A社会で言説として構成されている「信念」体系 �B「思考」の特徴と限界・・・正しさの限界 �C「感情」の特徴と限界・・・ 集団性との関係 �D「…

相互関係としての援助

クライアントが自分のおかれている状況やそれに対する感情や考えをうまく言語化できない場合を考えてみよう。 幼い子どもだけでなく、成人であってもそのような事は起きる。 それを無理に言語化しようとするのは、コンサルタントが自分のもっている技法や、…