ライフストレスケア人間学とは何か
ライフストレスケアとは新しい言葉です。
従来の狭い意味でのストレスケアに比べると、かなり広い意味をもったストレスケアです。しかも私たちの生き方に関わるので人間学の分野になります。
生き方といったときにLIFE(ライフ)という英語を考えてみますと、生命、生活、人生、あるいは魂の救済という意味もありますが、それだけ私たち人間存在は広がりをもっています。
現在の科学的な知識は役には立ちますが、細分化されていて、部分的に良いといわれることを集めても全体としてどのようなライフになるのか分かりません。
皆さんも健康によいとか、人間関係に役立つとか、成功するとか、そのような知識を集めておられると思いますが、全体を考える視点はおろそかになっていないでしょうか。
現在社会ではある面ではうまく行っているかもしれませんが、別の部分の弱点に負荷がかかり過ぎてストレス被害が生じています。部分最適は全体の最適にはならないのです。
その意味でライフストレスケアは、ライフ全体のストレスをサインにして、どのように生きることで全体のバランスがとれるのかを考察して実践していく知恵の体系です。
高尚な哲学ではなくて、暮らしに活かすやさしい人間学を目指しているのです。
キーワードは自由と主体性です。
すべてが変化して移り変わっていくなかで、固定されて不自由になっているものが歪みとしてのストレスを生み出しています。そこで自由度を高めて主体性を発揮していく実践を勧めております。
現状では心の悩みや身体の不調、具体的な問題を解決するために、医学、健康科学、そして心理学が活躍している時代です。
このライフストレスケアはそれらの行き詰まりを切り開くためにつくっている次世代の人間学です。
先をにらんで準備しているのですから実践する人は少ないかもしれません。
しかし必ず必要になるときがくると信じています。
よかったら学んでみて実践していただけませんか。