ライフストレス研究所だより

長年の経験を活かしてライフストレスケアという次世代の人間学を紹介しています。

苦からの創造

かつて、人間の根源に、生存、親和、探求という三原色があって、それらは矛盾を含んでいて、そこから苦がうまれ、それゆえに、泥中から蓮が咲くように、創造、愛、自己統合という価値創造が起きると理解していた。 それをライフ創造という3つの世界の関わり…

やはり前に

挫折を乗り越えるためには希望が必要である。 これまでのやり方や考え方が足りないのであれば何かを見つけるしかない。 私はそうやって進んできた。 そして、カウンセリングの限界を超えるために、主体性訓練という考え方に至った。 私自身もその考え方によ…

客観的世界の侵食

私たちは、自分から発した視線が、今度は他者からの視線として戻ってくる。 個人レベルでは、共感性、表情筋による感情の伝播、あるいは、ミラーニューロンシステム、つまり、他者からの思いという概念を実感として受け取る機能がある。 それがモデリング、…

正しさについて

自分を設定すると、他者が出現する。 そして、自分が正しいか、相手が間違っているか、闘争がはじまる。 それは、自分と相手を設定したからだ。 すべてが主体性の発揮と自分なりのLIFEの創造であれば、正しさのぶつかり合いにはならない。 しかし、自分なり…

他者について

ここまでの考察では、主体性という視点でこの世界をみてきた。 他者が出現するのは、自分を設定したからだ。 ライフということでは、自分にとってのもの、他者にとってのものが異なるということであって、それを統一する絶対的な世界は存在しない。 もちろん…

閉塞感の正体

ここ数年考察してきたのは、自分の中に巣くっている「閉塞感」の正体だ。 感覚として分かってきたことは、様々な意見や知識を詰め込んでいっても、その飽和は、むしろ息苦しさを生み出すだけで、閉塞感の開放にはならないということ。 とりわけ、SNSなど…

日本なりのコンサルタント

欧米で盛んな経営コンサルタントの在り方が日本では通用しない。 日本の文化的な側面、とくに企業が共同体であるという点が経済合理性一辺倒の介入ではうまくいかない。 この問題は、カウンセリングでも同様であって、個人が独立していればこそ、カウンセリ…

仕事の始動

もう、内面の整理はよろしいだろう。 ここからは、実践の中で積み上げていくしかない。 4月からの再起業の本質とは、クライアントさんに選ばれる「仕事人」としてどうあるか。 何ができるか、どこまでできるか、それはチャンスをいただけないと、試すことも…

知りえないことのある幸せ

人間は経験を積み重ね、知識を増やすことで生存圏を広げ、豊かな生活を手にしてきたがゆえに、「知ること」の価値を熟知している。 そして、情報社会にあっては、誰もが手軽に知識を得られるようになり、子どもから大人まで誰もが「知っている」という自覚を…

自分らしくとは

どうしても、LIFEを構築・創造していくときに、自分とは何者かと問うてしまうのが、現代社会の傾向である。 それを無視して人生を創造すれば、自分を裏切り、葛藤がうまれ、幸福になれないというのだろうか。 それほど、個性の重視を旗印にしているのはなぜ…

内側と外側 ストレス

ストレス問題を簡単に表現する方法をずっと考えている。 ひとつのまとまりのあるものに、丸く線を引くと、その区分によって「内側」と「外側」ができる。 内側とは自らの影響の及ぶところで、外側とは及ばないところ。 生命とは、この内側と外側の「落差」に…

熟成のとき

ライフストレスの根源について考えてきた。 ライフ創造、生きる力といっても、その本質は何か。 ストレス問題という切り口はこの問いへと私を導いてきた。 健康や幸福、成功というような願いもまた、このストレス問題と表裏一体であると考える。 有限と無限…

因果律からみる世界

関係性からみるということは、どういうことか。 人間は直接的に目に見える形での因果関係を重視するが、それとは違った「不可知」な部分での因果関係にきづかずにトラブルに陥る。 だから、関係性とは、相互依存、原因と結果、システムなどの「動き」のこと…

子と親が象徴するもの

人間が自然の子であり、社会の子であり、精神的価値の子であると言ったとき。 子に対する親という観念が潜んでいる。 すべては関係性であるのだから、子と親という存在を見出すような関係性がそこにはある。 あわせて、子どうし・・兄弟姉妹という観念も出て…

共感性が自我を超える

自らの実践こそがこれからの道。 実践とは、生命、生活、人生の総体であるLIFEを輝かせていくこと。 それこそが「自己」なのだから。 「経済」「経営」の問題にも緊張する必要はない。 それとて、「生活」の法則であり、LIFEの一部分であるのだから。 ただ、…

再構築にむけて

これからの方針として �@ 自分自身の人生を大切にしていくことが「よい仕事」につながること。 �A 理論を自分の生活の中に落とし込んでいくこと。 �B 逆に目の前の「出来事」(リアル)から理論を紡ぎだしていくこと。 �C そのためには、現実を無視した空想…

実践のチャンス

久しぶりに感情が波うっている。 通常は目の前の現象をありのままに受け止めようとして、物事をエゴで見ないように取り組んでいるが、うまくいかない体験がある。 過去の体験、閉じ込めた感情、自由にふるまえなかった悲しさ、怒り、不安が湧き出してくる。 …

「自分らしく」について

役割交流と感情交流のミスマッチが、職場のストレスになっている。 では、EQとして提唱されているスキルを伸ばして、感情交流を良好にすればよいかと言われると、ことはそう単純ではない。 役割交流には、その背後に組織としての価値観、信念があるが、それ…

パーソナライズ ひとづくり

パーソナライズや人づくりとして理解されていることの本質は、個人と個人の交流である。 その交流を切断するように「市場経済」「貨幣」が介在し、雇用関係という役割交流がある。 それを「感情交流」を含んだ、さらなる「人間交流」へと進化させようという…

ストレス度、復元度

ストレス指数をつかって、復元度をだす。 ほかの指標も。

グラフのあり方

主体性の評価尺度 呼吸・・ 食事・・ 感覚・・ 筋肉・・ 睡眠・・ 運動・・ 行動・・ 言葉・・ 資源・・ 関心・・ 観察・・ 理解・・ 自信・・ 自主・・ 意味・・ 信頼・・ 貢献・・ 希望・・ 5段階評価でも・・ 2週間くらいのイメージで スケールで評価と…

受注生産の発想

つまり、お客様から依頼をうけて、受注生産をするイメージをもっている。 つまり、ボディケアも、お客様に応じてということになる。 ワークシステム、アローバランスグラフを再活用するか。 でも、矢印を正解として、歪みで表すグラフはイメージが楽しくない…

お客様本位

お客様本位。 講演とは、体験を提供する場。 面談とは、新しいものを一緒に創造する場。 執筆も、お客様のための一冊の本を生み出すこと。 ほかの人には使えない。 そのような意識改革をして、表現していくことだ。 即興詩人。 ガラス玉演技者。 漬物屋。 企…

発想の転換

基本となる理論、情報プール、自我をこえた大いなるもの、そこから何を引き出し、何を成果として制作するか。 今の時代の考え方は、ひとつのコンテンツに200円払ってもらっても、それが膨大な数になれば、仕事になると。これは市場経済の考え方。だから、そ…

魂の栄養となるアウトプット

デジタルマガジン制作をめざして、コンテンツをつくっていくことを仕事としたい。 メルマガとどう違うのか。 オンラインサロンとは。ブログとは。 それは、アウトプットの「質」である。 たとえば、800字とか制限をかけて、そこに「イラスト」を加えていくと…

講演の考え方

だから・・、こうしたらよい、という内容は、「講演」をつくるための原論にすぎない。 たとえば、主体性、交流、復元力が大事だとしたら、それを説明するのではなくて、講演、研修の中で、主体性を高める仕掛け、交流をする仕掛け、復元力を高める仕掛けをし…

情報プールの制作

20年間の情報プールをどのように整理していくのか。 そこからはじめよう。

これからの作業に向けて

私は現場で悩んだことと、研究者の学説のなかで、長年にわたって答えを探してきた。 その過程は、膨大な文章として、残してある。 ブログ、SNS、人間学教室、コラム、研修会資料、出版した書籍、講演などの音源、図や表、詩や物語、 相談者のカルテ、手紙、…

仕事観

仕事に対して、自分なりの意味付け、やりがい、使命感を付与することに、現代人は夢中である。 だれもが、自分のやることが「特別なこと」だと言いたいようだし、それゆえに、必要とされ、応援が得られ、伸びていくのだと思いたいようだ。 かつての私もそう…

令和の時代に進む

今年は、これまでの活動を一旦停止して、これからの20年を考えることにしている。 一見すると、ひきこもっているようにも見える。 そのなかで見えてきたことを整理しておく。 �@ ストレス問題は、心身の健康問題を超えていく。 �A 医学的、臨床心理学的、ス…